Langkah demi langkah

インドネシアのあれこれを書いていきます

断捨離!断捨離!

今の住居は賃貸で10年住んだ。

我が家は転勤族で、10年前、海外から帰ってきた。

その時はダンボール40箱。その半分が緩衝材に包まれたほんの少しの食器だったので、本当に少しの荷物で帰国した。引っ越し屋さんが驚いたくらい。

 

というのも、前回の海外赴任が2回目で、1回目に帰国した時に、あれもこれも持ち帰って、日本で段ボールを開けたらゴミばかり。

なんでこんなものを大切に持って帰ってきたんだろう、ととても後悔した。

それと、海外と日本では家の広さが違う。海外では小さく見えたものも、日本の家だと大きすぎる。

なので物は持って帰らないと決めて2回目は帰国した。

 

そんな少しの荷物で始めた日本での生活だったのに、10年のうちに荷物が増えに増えて、どう家を空にしたら良いのかわからない状態に。

 

実は2回目の帰任では、夫は先に帰ったの。

私は子供たちの学校が終わるのを待って数ヶ月後に子供達と帰国。子供たちは戦力外だったから、私一人で家を空にして、車を売って帰国した。

犬もいたから犬の帰国準備もしたし、今思うとよくあんなことを一人で出来たなー、とあの頃の私を褒めてあげたい。

 

ただ、日本と違うのは、住んでいたところはゴミ捨てが簡単で、思い立ったら車にゴミを詰め込んでゴミ捨て場に捨てに行けたし、古い家具でもゴミのような物でも、夫の同僚やボランティア団体が取りに来てくれたので、物の処理は非常に簡単だったんだよね。

 

一方で日本。

住んでいる東京はまだゴミが捨てやすいと思う。ゴミ袋だって指定じゃないし、ゴミ袋に入れば大抵なんでも捨てられる。

これが北海道だったらゴミ袋は高いし、分別は大変だしでもっともっと難航しているんじゃないだろうか。

 

まだ捨てやすいと言っても、ゴミ捨て場に捨てにいきたくても、いちいち電話で予約をして、当日は何を何個持って行くかまで伝えないといけない。当日これも、と思っても出来ないし、一人何個まで、1年にひと家族何回までと決まっていて本当に面倒。

 

日本はゴミ捨てが大変な割には過剰包装だし、ゴミが本当にたくさん出る。出口(ゴミ捨て)を厳しくする前に、ゴミが出ない社会にしたら良いのに。今回はゴミのことだけれど、なんにしてもそうなんだよな。

 

文句を言ってもゴミは減らないので、今回はお金で解決しようとなった。

 

それでまずはゴミ屋敷・汚部屋問題を解決します、という廃棄処分専門業者に。

下見に来てもらったところ、2トントラック3.5台分で、82万円と言われる!

うーん、この会社に限らず、サイトを見ると一見それほどかからずにゴミや家具を処分出来そうと思っていたのであまりの高さに頭を抱える。

 

すると、業者さんはこうアドバイスしてくれた

「うちは捨てる専門の会社なので、まずは買取業者に連絡して、買ってもらえる物は何でも買ってもらい荷物を減らしたら料金も抑えられますよ」

 

それでリサイクル業者「なんでも買います」に片っ端から連絡する。

下見を頼んだけれど、結構してくれないのね。

多くの業者は電話で、何を買い取って欲しいのかを言ってくれ、と言うわけ。

でもうちは何を何個とか言う状態じゃないので、結局うちまで見に来てくれる業者2社に下見を頼んだ。

 

で、今日まず1社が来てくれた。

家の中はゴミ袋に詰めたゴミで足の踏み場もない状態になっている。

 

まず一言「ものが多いですね〜」

で、ざっと見てもらったところ、買い取れる物は何もない、とあっさり言われる。

なんでも、家具はリサイクル業者が嫌がる物なんだって。

日本人は誰かが使った物は嫌がるし(新品好き)から買い取っても売れない。場所だけは取るからだそう。

結局全て廃棄ということに。

やはり2トントラック4台は必要だろう、とのこと。

 

この前来た業者さんが産業廃棄物の値段は決まっていてどこの業者に頼んでも値段は似たり寄ったりだよ、と言っていたけれど、やはりざっと見たところ80〜90万はかかるだろうとのこと。

 

じゃぁどこで頼んでも同じね、と諦めの境地になったら、今日の業者は今即決してくれたら、税込で70万でやってくれる、とのこと。

この人がいうには、悪徳業者も結構いて、見積もりの段階ではお安く言っておいて、いざ当日になると倍の金額を請求されることも度々あるのだそう。客は処分してくれないと困るから泣く泣く払う、というパターン。

でも我が社はそういうことは一切しない。というので。

 

但し、自分で処分できるゴミを捨てまくって、もう自分ではどうにもなりません、という状態にしてください、とのこと。

 

予定では11月頃にインドネシアに行けたら、と思っているのでまだ3ヶ月ある。

今から捨てまくればなんとかなるでしょう、とのこと。

 

この業者に決めたら後は自分でゴミを捨てまくるのみ。

確かにうちは本当にものが多いわ。今日は頑張って45リットルゴミ袋10袋分は捨てたけれど、それでもちっともものが減ったようには思えない。

おっかしいなー、あれだけ最小限の荷物で帰国したのに。

 

ところで、荷物の分別をしていたら、あれ、これまだ使えるじゃん、というものや、前回の海外赴任中に気に入ったけれど結局使わなかった皿が結構あって、これらはなんとか捨てずに誰かに使ってもらえたら、とどうしても思ってしまう。

けれど友達の少ない私には気軽に「これもらって〜」という人もいない。

というか、やっぱり日本人には言いにくい。

 

そしたら「ジモティーを使ったら」というアドバイスをいただいた。

 

早速使ってみることに。値段はワンコインかせいぜい一千円。多くは無料。

廃棄されるなら、という気持ちなので引き取ってくれる人がいたら御の字。

でも見つからないよねー、という気持ちでいたらこれがどっこい。

投稿したも全てに引き取り手が見つかった!

うちにあっても使う機会がないものたちが他の方の家で役に立つかと思うと本当に嬉しい。

 

お金もかかるし大変だけれど、今回断捨離出来て本当によかった。

今後はもう無駄なものを買うのはやめよう、と固く心に誓う。

定期的に引っ越すって大事かも。